【管理職・マネージャー必見】部下の育成に大切なこと

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管理職になったばかりの方や部下の育成に悩んでいる方多いと思います。私自身も管理職を約20年経験していますが、なかなか難しく、思い描いたようにはいきません。そんな悩みを抱えている方に最近読み返した書籍の内容をご紹介します。

最近読み返した書籍は「新1分間リーダーシップ」という本で2015年に刊行されたものです。それより前に「1分間リーダーシップ」1985年に刊行され30年間読み継がれている名著の最新版です。この本をもとにリーダーとして大切な部下の育成方法をご説明します。

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考え方を変える(逆ピラミッド型)

トップダウン型(ピラミッド型)ではなく ボトムアップ型(逆ピラミッド)でなければならない。

マネージャーは「責任をもつ」ものとされ、部下は「応える」ものとされているが、責任は部下にあってマネージャーは部下に応えるという思考に変える。すべての仕事をマネージャーがするのではなく、部下と一緒に仕事するスタイルにする。

× 部下がマネージャーのために働く

 マネージャーが部下のために働く

状況対応型リーダーになる

状況対応型シチュエーショナルリーダーとは部下一人一人に合わせた育成方法をする。

皆さんは部下一人一人に違う育成方法を行っているでしょうか?入社した時期が一緒だからと言って同じ扱いで接していませんでしょうか?部下は少しづつ仕事のレベルが違います。同じ人でも業務内容によっても異なります。

「違った人には違ったやり方を」

状況対応型シチュエーショナルリーダーになるには3つのスキルを覚える必要があります。

①目標設定(SMART目標)

②診断

③マッチング

状況対応型シチュエーショナルリーダー3つのスキル ①目標設定

先ずは明確な目標設定をする。会社や組織の方針や目標を確認後、チームの目標を確認、その上で部下の目標を3~5個を話し合いで決める。意識合わせ対話アライメント

そして決まった目標を下記の「S・M・A・R・T」スマートという標語に従って練り直す。

・具体性(Specific)   どのようなもので、いつまでに達成しなければならないか

・動機づけ(Motivating) やりがい、能力が高まりそうか、エネルギーが高まりそうか

・達成可能性(Attainable) 達成可能か、コントロールできる範囲ないか

・関連性(Relevant) 組織にとって意味があるものか、組織の目標と連携しているか

・追跡可能性(Trackable) 進捗状況や結果はどのように測定し追跡する予定か

SMART目標の順番はS→T→R→A→Mの順番に決める。

注意点としてはTの進捗状況や結果が測れないもの、できないものは避ける。例えば、「お客様に喜んでもらえる接客をする」等、数値として表れるものがよい。

もう一つの注意点はAです。目標が高すぎないように注意する。到底達成できないような目標はNGです。かといって簡単に達成できるものでは意味がないので、背伸びして届くくらいの高さで設定する。

状況対応型シチュエーショナルリーダー3つのスキル ②診断

目標が設定されたら次は診断スキルです。部下の発達レベルを診断します。技能と意欲の4種類の組み合わせからそれぞれのレベルに合わせたリーダーシップスタイルが必要か判断します。

発達レベルは目標ごと、タスクごとに異なるので同じ人でも業務や作業内容によっては違った診断をしなければならない。

例えば、ある販売員が商品の展開や陳列が優秀だが、コミュニケーションが苦手でお客様からのクレームが多いとしたら、商品展開に関わる目標では「D4」診断ですが、接客に関わる目標は「D1」診断となります。

「同じ人でも仕事が違えば違ったやり方を」

状況対応型シチュエーショナルリーダー3つのスキル ③マッチング

マッチングとは部下が必要とするものを必要とするときに提供することです。リーダーシップスタイルは大きく2種類に分類されます。一つは指示型、もう一つは支援型です。これらはどちらか一方を選ぶのではなく状況対応型シチュエーショナルリーダーはこの2つを使い分けなくてはならない。それは次の4種類のリーダーシップスタイルです。

4つのリーダーシップスタイルは普段リーダーがとりうる2種類の基本行動「指示行動」と「支援行動」の組み合わせを変えたものです。

S1指示型スタイルがふさわしい状況

  • 瞬時に決断しなければならない緊急度の高い状況
  • 経験はないが、自立していけそうな人材(主に新人社員)診断のD1

S2コーチ型スタイルがふさわしい状況

  • 幻滅して、当初の情熱もさめてきたとき 診断のD2

S3支援型のスタイルがふさわしい状況

  • 経験豊富な人材で自分の考えに自身を持ちきれない 診断のD3

S4委任型リーダーシップスタイル

  • 自立した達成者
  • 自分で自分の貢献を評価し今のやり方でよいか悪いかを自分で判断できる 診断のD4

部下によって扱いが違うと不公平だと思われるかもしれませんが、あらゆる状況に同じスタイを適用するのは愚かなことだと考えましょう。

「同じでないものを同じに扱うことほど不平等なことはない。」

まとめ

状況対応型シチュエーショナルリーダーのスキルを説明しましたが、難しく考えるとこんな感じですが、これは長年リーダーやマネージャーを行っていると自然と身についています。自分の部下への対応がここに記述されている内容になっているはずです。リーダーやマネージャーになったばかりの人は参考にしてください。

最後に、リーダーシップとは

「部下に対して何かをすることではなく、部下とともに何かをすることである」

参考書籍

この記事を書いた人

アナゴランナーです。
日々の気になる情報をアットプットしてます。
子供も自立したので、何か始めたいと思いブログで情報発信してます
仕事:小売業マネージャー
経歴:200~400坪程度の店長を約15年、エリアマネージャー歴約6年
趣味:ランニング歴16年(サブ3.5)読書(ビジネス書)、ゲーム、テレビドラマ

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