あるコミックの1巻を購入すると、全巻集めたくなったことありませんか?
あるよね。全巻集めた後も新刊が出ると買い続けちゃいます。
ワンピースとかコナンとか100巻超えなので恐ろしいことに。
これは「一貫性の法則」っていう心理現象なんだ今日はこの心理現象を利用したビジネススキルを紹介するよ。
一貫性の法則とは
社会心理学者のロバート・B・チャルディーニ氏の法則の一つ
人は無意識に自分の行動などに一貫性を持たせたいという心理がある。
毎日筋トレをすると家族や周囲の人に宣言したら、毎日続ける努力をするでしょう。
すぐにやめてしまうと、周りから意思が弱いだの、覚悟が足りないなど言われたくないからです。
また、一貫していることは無意識に行っていることが多いので、脳にとっては楽な思考でもある。
代表的な具体的な例
ケース①
書店で購入したビジネス書を読み始めたが、内容が難しく読むのをやめたくなったが折角、お金を出して買った本なので最後まで読んでしまう。
ケース②
新ドラマが始まって最初は面白かったが、回を追うごとに面白くなくなってきたが、初めから見ているドラマだから最後まで見てしまう。
一貫性の法則を利用した交渉術
一貫性の法則を利用した有名な交渉テクニックがあります。
日常などでとても役立つテクニックなので覚えておきましょう。
「フット・イン・ザ・ドア」
はじめは小さな受け入れやすいい要求をして、段階的に要求を大きくして、
最終的には目的の要求を受け入れてもらう交渉術。
フットインザドア具体例
ケース①
スマホゲームなどで新規登録するだけでガチャ〇〇回無料などで
新規登録したところで連続ログインでアイテムゲットなどの特典を付けて
最終的にはどっぷりハマり課金させる。
ケース②
気になる人をデートに誘うときはいきなりデートに誘うと引いてしまうので
先ずは、お茶に誘って、食事、連絡先交換、と段階を踏んで
最終的にはデートに誘う
「クロスセル」
少し高額な商品を購入してもらったとき、財布の紐が緩んでいるところを狙って
その商品の関連商品やオプションを販売すること。
クロスセル具体例
ケース①
ゲーム機本体を購入したお客様に対して、付属品の保護フィルムやケースを
おすすめして一緒購入してもらう。
ケース②
テレビを購入したお客様に対して、テレビ台、DVDプレーヤーやHDDなどをおすすめして
一緒に購入してもらう。
このように一貫性の法則で一度受け入れると、そのあとの要求を断りづらくなる心理が働きます。
まとめ
我々の日常には「一貫性の法則」が至る所にみられますね。世間体などを気にする人は特にこういった心理が強く働くので、注意しましょう。
「一貫性の法則」とは人は無意識に自分の行動などに一貫性を持たせたいという心理がある。
人に何かを要求するときには「フット・イン・ザ・ドア」テクニックを使い、段階的に要求をして
最終的には目的の要求を受け入れてもらう。
また、逆にこれらのテクニックを使われて、騙されないようにしましょう。
似たような法則で「返報性の法則」というのもあるよ。
セットで覚えると最強だね。
こちらも参考にしてください。
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