ぼーっとするは脳が活性化しているときらしい
あるテレビ番組で「ぼーっとしてんじゃーねーよ」って出演者が怒られてますが、脳はぼーっとしていたわけではなかったんです。ぼーっとしていると時間を無駄にしているという悪いイメージがありますが、脳にとってはとても有効なことのようです。
「ぼーっと」している時、私たちの脳は決して活動をやめているわけではなく、脳の広い領域が活性化している「デフォルトモード・ネットワーク」と呼ばれる不思議な状態にあることが分かってきています。このネットワークが、無意識のうちに私たちの脳の中に散らばる「記憶の断片」をつなぎ合わせ、時に思わぬ「ひらめき」を生み出していくのではないか、と今大注目されているのです。
NHKスペシャル「人体」”脳”すごいぞ!ひらめきと記憶の正体 引用
ぼーっとする時間が少ないと脳が老化する。
デフォルトモード・ネットワークが稼働する時間が少ないと、深く考える機能の注意力、集中力、思考力、判断力、記憶力、想像力などが低下して脳の老化が進みやすくなります。
スキマ時間などにスマホやゲームををやっている人が多いですが、脳を使い続けることは脳を疲れさせてしまって退化させる原因にもなる。
あの著名人も「ぼーっとしている」らしい。
外国人ではアップル創業者のスティーブ・ジョブズ、マイクロソフトのビル・ゲイツ。日本人ではKDDI創業者の稲盛和夫、プロ野球選手のイチロー、サッカー日本代表の長谷部誠もぼーっとしているのと同様の効果のある「禅・瞑想」を取り入れているみたいです。企業においてはナイキ、Google、Apple、Facebook、ヤフー、メルカリなどが瞑想を推奨している。
おそるべし、デフォルトモード・ネットワーク(DMN)ですね。
まとめ
時間を無駄にしないことは大切ではあるが、脳のためにはぼーっとする時間は重要。効率よく一日を過ごすには、ぼーっとする時間をつくって脳をスタンバイ状態(DMN)にすることが大切なんですね。
アイデアに行き詰まったら、いったん作業を中断してぼーっとしてみるのもいいかもしれません。
皆さんも、「没頭」ばかりでなく、「ぼーっと」しましょう。(^^♪
参考資料
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