仕事で売上や業績が振るわないことや日常生活で困ったことがあったときに、
何を改善したらいいのかわからない、問題点が多すぎて優先順位がわからない等
そういう場面があるかと思います。
ここで紹介するパレートの法則を理解していると、そういった問題を解決できる鍵になるかもしれません。
パレートの法則とは
物事の多くは上位20%のものが全体の80%を占めているという経験則。
イタリアの経済・社会学者ヴィルフレド・パレートが提唱。
アップルのスティーヴ・ジョブズもこのパレートの法則に基づき、「Appleの利益の70%は、全商品の30%が占めている」という結論を出したという。
パレートの法則とは別に、ロングテールの法則というのもあります。
ロングテール戦略で成功している事業はネット販売等のリアル店舗を持たない業態などでは有効な戦略です。めったに売れない商品(死筋商品)を品ぞろえに加えることで、機会損失をを減らすことができ、その死筋商品の一つ一つの売上が売れ筋商品の売上に匹敵してしまうという法則。
みなさんご存じのAmazonがその成功事例です。
パレートの法則具体例
日常生活編
- 自宅にいる時間の80%は自宅の20%の場所で過ごしている。
- スマホを使っている人の80%は全機能の20%しか使っていない。
- 試験問題の80%が、その学科に関する20%の知識で答えられる
社会編
- 都市の交通量の80%は、都市全体の道路の20%に集中している
- 全所得の80%は、人口の20%の富裕層が稼ぐ
- 離婚件数の80%は、離婚経験者の20%が占めている
仕事編
- 会社の売上の80%は、全社員のうちの2割によって生み出されている
- 仕事の成果の80%は労働時間全体の20%で生み出されている
- 売上の80%は20%の商品で構成されている。
パレートの法則を仕事や勉強に生かす
冒頭で述べた、業績が振るわない場合や優先順位がわからない場合はどのようにこの法則を活用したらいいか考えてみましょう。
5つの商品ジャンルを取り扱っていたとしてすべてのジャンルにおいて売上が振るわなかったとしたらどのジャンルに注力したらいいでしょうか?
パレートの法則で全体の売上の80%は20%の商品で構成されているとしたら、その20%にあたるジャンルに力を入れれば、ほかの80%のジャンルに力を入れるより、はるかに効果的ということがわかります。
学生だったら、テストでよい点数を取るにはどうしたらいいでしょう。
試験問題の80%が、その学科に関する20%の知識で答えられるとしたら、
それぞれの学科の重要な部分だけを勉強することで、各教科の80%が答えられるということです。
まあ、そんなにうまくはいかないとは思いますが、得意科目だけ1点集中で勉強するより効果的だということですね。
まとめ
パレート法則と聞くと難しそうだなと思うかもしれませんが、こくごく普通に感じていることで自然に対応できている人がほとんどですが、仕事や家事に追われて余裕がなかったりすると、非効率な行動で悪循環になってしまうこともあるので、そんな時こそ、このパレートの法則を思い出して冷静に行動することが大切だとこの文章を書いて思いました。
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